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獅子のごとく

takaraduka07.jpg

あ…あつい。この気候に心身共にエネルギーを奪われているこの頃。
毎年のこととはいえ、体調に毎度異変をきたし、精神的にも落ち込んでしまう。
厳密に言うと、スイカや花火や、夏休みという独特な空気や、
そういうものは苦手ではないし、仲の良い友達は不思議とかなりの確率で獅子座の夏生まれが多い。
ということもあって夏という概念自体が嫌いというわけじゃない。

ただただ、この高温多湿に適応できないだけである。

そんな中、充電?もかねて、また宝塚の舞台『ベルサイユのばら』へ。
前回のオスカル編に続き、フェルゼン編へ。
相変わらずキラッキラしてる世界だわ。
夢の中の夢の世界――でありながら、ベルばらという作品自体が、実際の歴史を背景にした物語
であるところに、より惹かれる。
眩いドレスも、仮面舞踏会も、忍ばれる恋も、一夜の純愛も、革命に賭けた命も……
完全なフィクションではなく、「有り得たのだ」という可能性に憧れる。

あとは、やはり音楽や歌が生演奏だというところが何よりいい。
そして、一つ一つの曲もまた、歌詞もメロディーもどこまでも煌びやかで、
もう視覚と聴覚の双方から美しさに挟み撃ちされる感じが本当にたまらない。

十分に魔法をかけていただいた気がするので、
自分の日々の生活にこのキラキラを反映しないとね。

ザッツアノーノーのライブは8月に横浜で。
また改めてお知らせしたいと思います。都外は久しぶりだよ!
あと、ノーノー以外に関しても、今色んなことが進行中で、遠征やレコーディングの予感♪

去年の今頃はノーノー!で関西によく行ってたなあ。
2013年の後半も、半端じゃなく諦めの悪い私はギターを手離さずに頑張ってまいります。

あと、7月から衣装変わったんだよね。
twitterにも載せて、アイコンにもしちゃうほど気に入った衣装(下の画像)なんだけど、
ヨシケイさんがサイズを色々合わせるために縫い直してくれたりしたモノ。
大事にしようと思います。

ストラップもそろそろ変えたいなあ。
ソルジャーのフクロウ柄のやつが超欲しいんだけど、高価すぎて手が出ない。

a-sha.png

★本日の素敵
 「ばらベルサイユ」(劇中歌)
――白薔薇はオスカルで、紅薔薇はアントワネットのイメージだよね。
  どちらも物語の上では物凄い散り方をしていくんだけど、
  それがゆえに誇り高く、哀しく美しいんだよね。一度聴いたらもう忘れられない大好きな曲。
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炎上

炎上 [DVD]炎上 [DVD]
(2004/10/22)
市川雷蔵、仲代達矢 他

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近頃、日本語って素晴らしいなあと思う。
英語が流暢に話せないことへの開き直りで言っているようにも聞こえるかもしれないが、
決してそういうわけでもなく、日本語独自の細やかなニュアンスや音の響きに、
ハッさせられるようなことが実に多いのだ。

先日、『炎上』という映画を池袋の映画館で見た時も、そう思った。

「炎上」――いまやネットスラングとしてネガティブな意味で使われることの方が多いこの言葉も、
1958年のモノクロ映画の中では、本来の意味を取り戻していた。

三島由紀夫の「金閣寺」をもとに制作された本作。

市川雷蔵演じる吃音の主人公の前に立ちふさがる金閣寺(映画内では驟閣寺)の美しさ。
幼少期より「金閣ほど美しいものはない」と聞かされ続け、夢想してきた金閣は
戦争でいつ焼けるかもわからない――
その悲劇の匂いを漂わす美しさは主人公を捕え苦しめると同時に
精神の中に現実を離れた永劫の美として介入してきて、
やがては「金閣を焼かねばならぬ」という決意にまで至らしめる。

母親への軽蔑、友人の自殺、老師や将来への絶望、自身の孤独――
そして金閣寺への執着と憎しみ。ついに主人公は火を放つ。

スクリーンいっぱいに燃え広がった白い炎は、
カラー映画ではないだけに、主人公の心象とも受け取れて、
現実とも幻ともつかない揺らぎが、見る者に迫ってくる。

燃焼でも、放火でも、着火でも、暴発、でもなく、「炎上」。
この映画のタイトルの方が、原作の「金閣寺」よりも合っていると感じる。
思いつめて思いつめて、火を付けた瞬間の内攻的な狂気を、
これほど適切に表現できる言葉があるのだろうか?とすら思う。

主人公の溝口は物理的にも精神的にも「炎上」したのだ。

「炎上」という概念にはスピード感がある。パアっと燃え上がる瞬間を捉えられる言葉である。
しかし、「炎上」に至るまでの描写は、実に複雑に時間をかけて表現されている。
だからこそ、よりラストにかけての「炎上」がドラマチックに加速して映える。

ストーリー自体も優れているのだと思うけれど、
この映画には、「炎上」という言葉の持つ意味を心底考えさせられた。
文字と映像の関係性に着目できるという点でも、
小説が原作の映画というのは可否が分かれて興味深い。

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……それにしても、「ヴェニスに死す」やバルザックの「知られざる傑作」もそうだけれど、
本当に『個人の精神の中に生成された完全美⇒破滅・狂気』という方向性の物語を、
気付くと手に取っている。そんな物語ばかり読んでいる。

「世界で一番美しいのはだあれ?(又はなあに?)」という問いは、
時代、性別、人種、全てを超えて人間の永遠のタブーであると同時に、
禁忌であるからこそ無数の芸術家たちの強烈なイメージの根源となっているのだろうか。
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プロフィール

菊池ともか

Author:菊池ともか
Twitter:tomoka_slvjet
夢見がちギタリスト&歌うたい。
1988年2月3日生まれ。AB型。
東京都出身。
10代半ばからギターに夢中で
様々なバンドにギタリストとして参加。
現在はソロプロジェクト
"Folk Rock Express"進行中。
愛用ギターは銀ラメのグレッチ・シルバージェット!
アコギはマーチンの000-15M☆

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