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涙の棲みか

同棲時代―Complete edition (上) (fukkan.com)同棲時代―Complete edition (上) (fukkan.com)
(2005/06)
上村 一夫

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カタルシスという言葉があるけれど、
悲しい気持ちになると知っていて、読んでしまうマンガがある。
私の本棚の奥底で、異様な存在感を誇って、繰り返し呼びかけてくるマンガ。

この上村一夫さんのマンガを読んだときの、
暗くて重い感動と衝撃は未だに忘れられない。
初めて読んだのって、ハタチくらいか、19くらいかなあ。

とにもかくにも、暗い。暗いんだけど、どこか澄んでいて、限りなくある意味純粋で、
人を愛するって、こんなに美しくて、こんなに陰惨なことなのか、って、
読み終わってから、しばらく落ち込んでしまって、立ち直れなかった気がする。
このマンガのヒロインの、今日子と年齢が近いせいもあるかなあ。

たかが22才かそのくらいの、一人の若い男と、一人の若い女の平凡なカップルなのに、
こんな覚悟というか、悲しさに縛られながら、人を愛していくのかって……
皆、というか世間では、「恋愛」って、楽しそうに盛りたて騒いでいるけど、
その実態が今日子を苦しめるような哀しみなら、一体人は何のために人を愛するんだろう、
とか、学生時代、完全に影響されてマジメに考え込んでしまって憂鬱だった(笑)。

なんだか、あまりにも内容が、悲し過ぎて切なすぎて怖くさえなってきて、
すぐにでも手離したいって、そのときは思ったけど、
結局、大学の評論の題材にして何万字も提出してしまうほどに夢中になったマンガだった。

かぐや姫の『神田川』とかに見られる恋愛の暗さもそうだけど、
今の時代の女の子たちって、濡れた髪を銭湯の前で寒風にさらして、小さな石鹸カタカタ鳴らしてまで
彼氏を震えながら待つ忍耐力は無い傾向にあると思うんだよね(笑)。

「同棲」っていう言葉の持つニュアンスだって、
今の時代じゃ「結婚前にしといた方が相手の欠点わかるから得」みたいに雑誌に
書かれてさえいるくらいライトなノリ過ぎてビックリしてしまうけど、
70年代じゃ全く違う意味合いが含まれていて、重苦しくて、後ろめたさすら漂っている。

なんか、60年代~70年代特有の、
恋愛の持つ悲惨な切ない側面というか、真っ暗な怖さみたいなものって、
携帯電話とかのせいで、もう今は失われてしまったような気もするけど、

失うものもお互いに元から少なくて、ギブ&テイクみたいな平等な関係でもなくて、
ただただ相手が目の前に存在していて、通じ合わない気持ちがもどかしくて、
激しくぶつかり合うことがあるとしたら、
そして、その中から何か、一人で居たのでは生まれて来ない純度の高い何かが生じてくるとするなら、
私はそれがいつの時代であっても、恋愛の本質かな、と思う。

それが幸せかどうかは別として、それが恋愛の本来の美しさかな、と。
それがあるならば、もう、「幸せ」かどうかなんて、取るに足らないことだろうな、と。

このマンガを読むたびに、心をえぐられながら、そんな風に考えさせられます。
主人公の、今日子と次郎以外の登場人物たちの描写も、ものすごいんだよなあ……

★本日の素敵
 大信田礼子 『同棲時代』
━━うかつに電車の中で聴けない曲。マンガを思い出して泣けてくる。
  ふたりはいつも傷つけあって、寒い部屋でまぼろしを見て暮らしていたという……
  上村一夫さんによる歌詞が、本当に悲しくて切ない。
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ももいろ

heater.jpg
あまりにも寒いのでヒーターというか、ストーブ買いました。
遠赤外線ストーブとクーピーペンシル(笑)との謎のコラボレーション商品。
どういう経緯で、
「よし、ストーブとクーピーのコラボ商品を作ろう!」ってなったんだろうね。

私の買ったやつは、クーピーでいうところの、「ももいろ」のようです。

エアコンだと、暖かい空気が全部上にたまって、
頭だけがボーっとして乾燥して眠くて、足が凍てつくように冷えるので、
こっちのヒーターの方が断然いいです。

上半身が寒くて、足元が暖かいから、
頭がすっきりして物事に集中できる。
なんか、見かけはオモチャのようだけど、かなりちゃんと暖まる。

クーピーって、懐かしい……小学生のとき、よく使ってた。
あれ、人の借りて折っちゃったりすると、相当気まずいよね(笑)。
気まずいっていうか、小学生同士だったら、ケンカにさえなるよね。

ああ、よかった。大人になって。
大人になったらなったで、辛いし苦しいことは尽きることがないけれど、
自由という、甘い孤独を味わえる。

小学生になんか、ハッキリ言って二度と戻りたくない。
今思えば、あんな面倒な、束縛された生活ってないよね(笑)。
朝礼の長ーい話だとか、係決めだとか、団体行動だとか、興味のない科目だとか。

三つ子の魂は何とやらっていうけど、反骨精神というか好奇心というか、
当時から既に、アウトサイダー志向だった気がする(爆)。
クーピーで描きたかったのは、届きそうで届かない、向こう側の世界。

★本日の素敵
 かまやつひろし 『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』
━━人間は、やっぱり、何かに狂うほど夢中にならなきゃダメらしい。
  それがチョコメロンパンでも、シルバージェットでも。

人間ってなに

人間ども集まれ! (手塚治虫文庫全集 BT 48)人間ども集まれ! (手塚治虫文庫全集 BT 48)
(2010/03/12)
手塚 治虫

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手塚治虫の『人間ども集まれ!』というマンガを買って読んだ。
男でも女でもない、ロボットみたいな皆同じ顔の無性人間というのを沢山作って、
働かせたり、しまいには娯楽としての戦争ショーまでさせようとする話。

具体的な結末はネタバレになるから書きませんが、
ちょっと私は納得がいかない、不完全燃焼な感じだった。

皆同じ顔で、同じように行動する、「無個性の人間たち」を
誇張して描いているような感じだけど、
これが描かれた背景には「戦争」「性」という大きなテーマがあって、
今の時代の観点から見ると、ちょっとギャップがあるのかな。

ただ、読み終えて思ったのは、
結局人間は、「無個性・無意志」でいることなど不可能だということだ。
いくら、徹底的に訓練されても、集団で群れてみても、国家も権力も関係ないところで、
結局それぞれに考えや価値観があって、
最終的に個々の欲望や自由意思に従って動くようにインプットされてるとしか思えない。
というのも、「優れたもの、良きものを残す」という本能があるから。
セックスでも、芸術でも、結局何かを残そうと、伝えようとする行為。

でも、戦争は失う一方で、傷跡以外に何も残さない。
初めはためらいなく言われるがまま殺しあう無性人間たちも、
やがて自分たちが「何のために生きているのか」という問いに目覚める。

その意識に目覚めて初めて、「人間」……というよりも「自分」としての生き方を
模索していくことになるんだろうなあ。

戦争は、人間の暮らしのみならず、個性も根こそぎ奪ってしまう……
肉体的な命も、精神的な生きる意味も、両方粗末に扱われるなんて、
本当に悲惨だし、あってはならないことだと思う。

このマンガを読んで、改めて人間の「非人間的」な部分について心底考えさせられた。
でも、あのラストだけはちょっと、どう解釈して良いのかよくわからなかった。

★本日の素敵
 和幸『ひっぴいえんど』
━━「夢見心地でもなんかイラついて」いる私に響く曲。
  大人になると、「もう、終わりだよ!」なんて誰もなかなか言ってくれなくなる。
  始まりも終わりも自分で決める、その悩ましさを誰がわかってくれようか。

神味

choco.jpg

ローソンのチョコメロンパンが異常に美味しいので困る。
もう4日連続で食べている。
チョコメロンパンのせいで金欠になりそう(笑)。

人物でも小説でも食べ物でも音楽でも、
1回何かに夢中になると、尋常じゃなくハマるから嫌だ。
4日連続で食べても、まだ足りないと思う。三食このパンでもいいとすら思う。

だから、ダメなんだ。中毒というか、何に関しても依存体質である。
興味のないことにはどんなことがあってもソッポを向いているくせに、
ひとたびスイッチが入ってしまうと止まらなくなる。
他のことが、全部おざなりになる。

「悪魔的に美味い」って、こういうことを言うんだな。

単に、ココア生地のメロンパンに板チョコが挟まっていて、
さらにその上から砂糖がかかっているだけのパンなのに、
電子レンジで温めると中の板チョコが溶け出して、
さらにパンの部分もふわふわになって、悶絶(笑)するような感じになる。

「昨日も食べたんだし、今日は別に食べなくたって……」と
頭は思っていても、心と足はもうチョコメロンパンに向かって
憑かれたように制御不能な状態となっている……。

「菊池さん(私の本名)って、生活感まったく無いよね。
 聞いても教えてくれないし、一体、どんな私生活送ってるの?ていうか普段何してるの?」
とこのブログの存在を知らない人に
言われたりするけど、まさかチョコメロンパンで破滅しかかってる生活です、
なんて言えない(笑)。

生活感のない、謎な感じが、ウリですから……
とはいえ、このブログを見ている人には
趣味趣向も併せてバレバレだと思いますけど(爆)。

とりあえず、明日も食べるんだろうなー。うん。

★本日の素敵
 AKB48『パジャマドライブ』
━━渡辺麻友ちゃんが好きで、ついつい聞いてしまう。
  クリィミーマミ「パジャマのままで」以来の好きなパジャマ曲。

  顔も声もアニメの中の人のように可愛い……!プロだ……!
  だって、360度、どこから見ても可愛いという奇跡。
  たった一日でいいから、CGと言われる
  まゆゆのような顔になってみたい(無理です)。

聖なるかな

yakei.jpg

ほぼ毎日通る飯田橋周辺の道が、イルミネーションでいっぱいです
本当に綺麗で、夜の道、心の底から癒されます。
救われた気にさえなる……。
美しい光って、すばらしい。正に、希望そのものです!

クリスマスのとき、マギと呼ばれた三人の博士も、
星の光に導かれて救い主を探しに行ったんですから。
ちなみに、このマギ、というのはmagic(魔法!)の語源らしいです

太古の占いだって、星を読んで
人間の運勢や未来へのヒントを探していたわけです。

もう、こういう綺麗なものだけ、美しいものだけを見つめていたい、といつも願うけど、
人間だから、そういうわけにもいかないんだな。

いびつなもの、目をそむけたくなるようなことも世の中には溢れているけど、
そういうものを全て内包している、私たちの居る地球自体が、
何よりも一番美しい星だということを忘れないでいたいです。

★本日の素敵
 ゴダイゴ『ホーリー&ブライト』
━━大好きな曲。この歌をひそかに口ずさみながら、この道をいつも通ります。

  「愛を失くした者にも 輝くよこの星が
   いま流れる涙はもう 虹にきらめきだすよ
   旅に出かける者にも この星がある限り
   もう迷わず君の道を ひとり歩いてゆける

   道を照らしているよ Shining holy and bright
   美しい光が Oh so holy and bright
   君だって見えるよ きらめくその星が」
※歌詞引用(作詞:山上路夫・奈良橋陽子)

   2番の歌詞を引用しましたが、1番もいいんです
   銀河鉄道999といい、勇気付けられる曲が多いですね、ゴダイゴって。

yakei2.jpg
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プロフィール

菊池ともか

Author:菊池ともか
Twitter:tomoka_slvjet
夢見がちギタリスト&歌うたい。
1988年2月3日生まれ。AB型。
東京都出身。
10代半ばからギターに夢中で
様々なバンドにギタリストとして参加。
現在はソロプロジェクト
"Folk Rock Express"進行中。
愛用ギターは銀ラメのグレッチ・シルバージェット!
アコギはマーチンの000-15M☆

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